第2期 研究事業のご案内

シーガル研修・研機構では第2期研究事業参加者を募集します

研究事業のご紹介

シーガル研修・研究機構では、「皆様の困りごと、悩み、ジレンマが神奈川県をはじめ全国で働く支援者の力になる」をテーマとし昨年度より研究事業を開始しました。この研究活動が参加者のスキルアップとなり、研究論文は同じように悩んでいる福祉事業所職員の力になることを目指しています。今年度、第2期研究事業を開始することとなりました。皆さまの論文を全国の支援者の力に繋げていきましょう!

研究概要

福祉の現場で働く人は「今、支援で困っている」「想いはあるがジレンマがある」など課題を感じていることでしょう。この課題をテーマとして定め、各参加者が今までの実践内容を振り返り、論文作成に取り組みます。月2回の活動日では作成途中の論文を研究メンバーに発表し、意見交換と検討を行い、新たな実践案を探ります。研究の成果は論文集としてまとめ、当機構のホームページにて公開いたします。

第1期研究事業のご報告

前年度2023年1月から3月にかけて7名のかたにご参加いただき、第1期研究事業を実施いたしました。お忙しい中ご参加いただいた方々、ありがとうございました。月2回、18時より当機構のセミナールーム集合していただき(遠距離や業務都合のある方にはZOOMでご参加いただき)、それぞれが抱えている課題を文書としてまとめていきました。論文作成にあたり、自分の実践を見直したり、同僚、利用者、家族の方にアンケートを行ったり、他の参加者から意見を求めたり、皆さん積極的に取り組んでくださいました。集合しての研究会は3月末で終了し、そのあとは論文の最終仕上げ作業、5月には論文集の発行となりました。
論文の内容はとても良く、読んだ方の力になることは勿論ですが、執筆した方にとっても費やした努力はご自身の財産となるでしょう。作成した論文を事業所の職員に発表するなど、さっそく活用してくださった参加者もいらっしゃいます。
また、希望者と他法人の事業所の見学も行いました。見学のなかで、今までと違う考え方、支援体制を目の当たりにし、刺激をうけていらっしゃいました。

第一期 論文タイトル

第一期の論文のタイトルをご紹介いたします。

  • 中途障害者の方の人生観から学ぶ支援のあり方
  • 大規模な福祉事業所の課題と組織統一への提言
  • ダウン症の退行への有効な支援を考える
  • 地域作業所におけるTEACCHプログラム実践報告
  • 地域作業所におけるTEACCHプログラムの体制整備
  • 楽しく仕事を行うことができない理由は何か
  • 重い知的障害を伴ったASD(Autism Spectrum Disorder/自閉症スペクトラム障害)の方への意思決定支援を実施して分かったこと
  • 医療ケアの必要な利用者をグループホームでみていくには

第2期研究事業ご参加のお願い

この研究活動では支援の現場で働く皆さんのご協力が必要です。ぜひとも研究事業にご理解いただき、ご参加をお願いいたします。

研究活動の流れ

 

支援をする上での困りごとをみつめなおします
各自支援をするうえでの困りごと、これがあるから実践できない、支援したいけどできないことなどを文章にまとめてもらいます。(フォーマットあります)

 

メンバー、講師と共に課題に取り組む
研究はあなただけではありません。参加メンバーは最大10名までとしています。月に数回、当機構のセミナールーム(神奈川県大和市)に集まり、参加メンバー、研修講師とともに皆さんの困りごとを検討し、実践案を探ります。研究の期間は3~4か月を予定しています。

 

実践し、結果をまとめる
研究期間中に実践していただき、その結果が上手くいっても行かなくても論文にまとめてもらいます。うまくいったことはもちろん、想定した結果にならなかったことも十分な成果です。論文の作成にあたり、書き方などは講師より指導いたします。
論文作成中も毎月集まっていただき、参加メンバーに論文を見てもらい、あなたも他のメンバーの論文を読み、意見交換をしていきます。

 

論文を当機構で取りまとめます
皆さんに作成していただいた論文は当機構で取りまとめ、公開します。

講師

  • 三島 卓穂 氏(元 弘済学園園長)
  • 平山 正友 氏(県央福祉会 所長)
  • 鈴木 和人 氏(県央福祉会 執行役員)
  • 須田 文彦 氏(県央福祉会 所長ほか

研究参加者募集

この研究事業では以下の参加条件がございます。

ご参加条件

  • 福祉事業所(障がい系に限定いたします)。事業種別は問いません。
  • 利用者支援について、困っていること、ジレンマがある方。
  • 今までの実践内容・体制などについてのテーマがある方。
  • 年齢、経験年数、性別、役職は問いません。
  • 作成した論文の公開に承諾いただける方。

※ 薄謝あります。

参加期間

  • 2023年11月~2024年1月。
  • 月2回集合。
  • 火曜日の16時~19時を予定しています。

ご参加申込方法

下記項目についてご入力いただき、メール(seagull.npo@stro.or.jp)にてお申し込みください(申込締切2023年10月15日)。

  • お名前
  • 法人名
  • 事業所名
  • 役職
  • 取り上げてみたいテーマ(ご自分の課題)

その他

  • ご参加にあたり、ご勤務先に依頼書等が必要な場合はお申し付けください。
  • 参加応募者多数の場合は選考となります。
  • 研究の状況等により、参加期間が変更となる場合があります。